脂漏性皮膚炎
?脂漏性皮膚炎とは
皮脂の分泌が多い部位に発症しやすい炎症です。頭皮だけでなく、皮脂が多く分泌される顔や耳などにも発症するおそれがあります。
?脂漏性皮膚炎の原因
マラセチア菌という全ての人の皮膚に存在する常在菌が、皮脂中のトリグリセリドを分解し、脂肪酸に変換することで発症します。この脂肪酸が皮膚に刺激を与え、脂漏性皮膚炎発症の原因になると言われています。
そのため皮脂の分泌量が多い人ほど発症しやすいと考えられていますが、詳しい原因は分かっておらず、個人の免疫力によるとも言われています。
!脂漏性皮膚炎の治療法
マラセチア菌が脂漏性皮膚炎の原因であるため、皮膚科ではマラセチア菌の増殖を防ぐために、抗真菌薬が処方されることが多いです。炎症がひどい場合は、ステロイド外用剤が処方されることもあります。ステロイド剤は短期間の使用で即効性があります。
しかしステロイド剤は長期に渡って使用をすると副作用が発症する恐れがあるため、皮膚が薄い部分には弱めのステロイド剤であったり、必要に応じた強さのステロイド剤が処方されます。
!脂漏性皮膚炎の予防
予防に1番大事なのは、生活習慣の見直しです。生活習慣で、発症する可能性は大きく変わります。
まず、皮膚を清潔に保つことが大事です。
だからといってたくさん洗えばいいという訳ではありません。皮脂が足りなくなることが発症に繋がることもあります。
洗髪は基本的に1日1回、正しい洗髪を心がけましょう。(正しい洗髪方法はこちら)
また、抗真菌成分を配合したシャンプーを使用するのもおすすめです。
皮脂欠乏性皮膚炎
?皮脂欠乏性皮膚炎とは
乾皮症とも呼ばれ、皮膚が乾燥して剥がれ落ちてしまう症状です。その後悪化するとひび割れたり、炎症をおこすことがあります。
?皮脂欠乏性皮膚炎の原因
皮膚のバリア機能が低下し、乾燥を起こしていることが原因となる症状です。特に冬は皮脂分泌機能が低下するため、乾燥を起こしやすくなり皮脂欠乏性皮膚炎を発症しやすくなります。
!皮脂欠乏性皮膚炎の治療法
保湿剤を使用するのが主な治療法です。皮膚科では、ヒルドイド、ワセリン、ケラチナミン等が処方されることが多いです。
また、炎症がある場合は必要に応じてステロイド剤が処方されることもあります。
!皮脂欠乏性皮膚炎の予防
洗髪の際は皮脂を流しすぎるのを防ぐために熱湯ではなくぬるま湯で行うよう心がけましょう。洗髪後は頭皮の保湿をすると更に効果が期待できます。過度な洗髪もNGです。
また、エアコンの温度は上げすぎず下げすぎず、なるべく乾燥しない環境で過ごすようにことが望ましいです。
接触性皮膚炎
?接触性皮膚炎とは
何らかの物質が肌に接触し刺激することで、湿疹を起こします。痒くなったり湿疹が発症したり、ひどい場合は痛みが伴うこともあります。
?接触性皮膚炎の原因
接触性皮膚炎は大きく分けて2種類あり、「刺激性接触皮膚炎」と「アレルギー性接触皮膚炎」があります。刺激性接触皮膚炎は誰にでも起こるものであり、刺激の強いものに接触すると引き起こされます。皮膚の弱い人は特に起こりやすい症状です。
アレルギー性接触皮膚炎は、特定の物質にアレルギーを持つ人にだけ起こります。
!接触性皮膚炎の治療法
使用して湿疹や炎症を引き起こしてしまったものは、以降使用しないようにしましょう。炎症が起きている場合は、ステロイド剤など薬剤を使用します。炎症がひどい場合は皮膚科に行くのが1番です。
!接触性皮膚炎の予防
何によって症状を引き起こしてしまうか分からないためこれといった予防策はありませんが、ヘアスタイリング剤やカラーリング剤が原因で引き起こされてしまうことは少なくありません。使用説明書をしっかり読み、パッチテストは必ず行うようにしましょう。
アトピー性皮膚炎
?アトピー性皮膚炎とは
特徴的な場所にかゆみのある湿疹が発症し、増悪と寛解を繰り返す長期的に続く症状です。?アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎の一般的な原因はアレルギーだと言われていますが、ハウスダスト、ダニ、化学薬品、皮膚への刺激が原因で発症する場合もあります。乳幼児期は、食物が原因で発症する場合が多いです。
!アトピー性皮膚炎の治療法
基本的な治療法はスキンケアです。皮膚を清潔に保ち、しっかり保湿することが重要です。皮膚科では、かゆみ止めとして抗ヒスタミン薬や、炎症をおさえるためにステロイド外用薬を処方されることが多いです。
!アトピー性皮膚炎の予防
部屋のこまめな掃除や空気の入れ替えをして、清潔な環境を保つことでハウスダストやダニの対策になります。また、皮膚も清潔に保ち、爪で引っ掻いたりしないよう気をつけましょう。






